…ああ、いいですね。
こんな日常も。
平凡な日々の出来事
こんにちは、僕は六道骸です。巷ではパイナポ―だの変態だの言われていますが、断じて僕は変態
でもパイナポ―でもありません。
現在、僕は未来の僕の妻である
由衣吏のお宅に居候しています。毎日が幸せです。素晴らしいです。
何と言っても寝起きの
由衣吏が見れるのは最高ですね(変態がここに)。
そして。今日のこの嬉しいイベント(?)も、居候だからこそですよね!
「骸君」
「何ですかお義母様」
「ちょっと
由衣吏と一緒にお買い物に行って来てくれない?」
「是非とも」
「おつりは好きなものを買っていいからね〜」
クフフフ…やりました!!とうとう
由衣吏と2人きりでお買い物です!!!お買い物デ―トですよ!!!お
買い物デ―ト!!!(お前ら付き合ってないよね)
早速
由衣吏に言わなければ!!
「
由衣吏〜vvv」
「あ、何か来た」
「お義母様が僕と2人でお買い物に行って欲しいそうですよ!!」
「…嬉しそうだな、お前」
「
由衣吏と2人きりでのお買い物ですから!!」
「…あ、そう」
由衣吏は乗り気じゃありませんねぇ…。僕と行くのが嫌なのでしょうか…?そう思うと悲しいです
ね…。クフンクフン(泣き声です)。
「…骸?どした?何かくれ―ぞ?」
「
由衣吏…僕とお買い物に行くのがそんなに嫌なのですか!!!」
「ちげ―よ。俺は買いもんに行くのがめんどくせ―だけだ」
だから、んな顔すんなって!と、苦笑して僕の頭を撫でる
由衣吏。嬉しいのですが、僕の歳…貴方
の1つ上なんですけど。僕一応年上なんですけど。
「んじゃ、行くか。って、今思ったが、何の買いもんだ?」
「今日の夕飯ですよ」
「ん、分かった」
玄関に移動し、2人揃って靴を履いて外に出ます。今日はいい天気ですね…。最高のお出かけ日和
です。………今思えば、今日はあの男に会いませんよね?いつもいつも僕の邪魔をしますからね、あ
の鳥は…っ!
「ん?あれ恭弥か?お―い恭…」
「さぁ、
由衣吏!!さっさと行きましょうかあああぁぁ――――――――――――!!!!」
急いで
由衣吏の口を塞ぎ、奴の目の届かない場所までもうダッシュです。あれですか!噂をすれば
何とやらですか!!!!というか、本当に何処にでも出没しますね君はあああぁぁ―――――――!!!
と、いう訳でして。
普段歩いていく時間の半分も使わず、商店街に辿り着きました。頑張りましたよ僕…。
すぐに目的のス―パ―に入ります。かごは僕が持…とうとしのですが、『自分で持つ』と言って譲
ってくれませんでしたよ…。
「何々、まずは玉葱と人参」
「
由衣吏!見て下さいこれ!!」
「何だ…って、四つ又人参んんん!?」
「すごいですね!!マンドラゴラみたいですよ!!!」
「それを言ってやるなよ…。よし、おもれ―からそれ買うか」
…え?
「…ま、まさか。夕飯の材料にする気では?」
「? 当たり前だろ?」
「駄目ですよ!!!この子は僕が部屋に飾るんです!!!」
「えええぇぇ――――――――!!!なんでやねん!!!!」
「この子は僕と出会う為に生まれてきたんですよ!!!」
「どんな運命だ」
結局、
由衣吏はもう1つの人参を買う事で許して下さいました。やはりさすが僕が惚れた女性です!!!
優しいですね!!!まるで女神様のようです!!!
「さてっと。次はじゃがいもだな」
「じゃがいもですか…。あ、これなんてどうです?」
「ん―…って、今度は芽が全開かよおおおぉぉ―――――――――――!!!何でお店の人こんなの売
ってんの!?ねぇ何で!!!!」
僕が持ってるじゃがいもは他の物より芽が伸びている物でした。ワイルドでいいですよね…。かっ
こいいです(目がキラキラ)。
「わりぃ事は言わねぇ、骸。元あった場所に返してきなさい」
「今の言い方ですと、このじゃがいもが犬か猫か何かと同類に聞こえるのですが。それにこの子も僕
が部屋に」
「わあ―ったわあ―った!!!それも買って他の調理用のじゃがいもも買えばいいんだろ!!!」
「
由衣吏…(パアアア)」
「(こういうとこは俺よりガキだよな…)」
本当に
由衣吏は優しいですね…!!僕は感動しましたよ!!!きっといや絶対僕のいいお嫁さんになれ
ます!!(おい)
「あとは…牛肉か、って。おい。何さらっと明○の板チョコ入れてんだよ」
「いえ、今日のおやつにしようかと」
「アホかあああぁぁ――――――――――!!!この後おつりで喫茶店行くつもりだったんだよ!!!」
「そ、そうだったんですか!!!」
「あと俺のも持って来いやあああぁぁ――――――――――!!!!」
「えええええ!?」
どうやら、チョコは後日のおやつにするそうです。
ようやくお買い物が終わり、今は2人で喫茶店に向かう途中…で、不良に絡まれています。全く、
由衣吏と2人きりでテンションが上がっているといいますのに…、不快ですねぇ。
「おい、兄ちゃん達。面ぁかせや」
「お前馬鹿だろ。何処で面が好評レンタル中なんだ?」
「んだと!!!」
由衣吏、相手を逆撫でさせるの得意ですね…。
ざっと見渡して…11人といったところでしょうか。僕と
由衣吏でしたらこの程度の不良、余裕です
ね。
「てめぇ…言わせておけば!!!」
「あ―はいはい。かかって来るならさっさとかかって来い。こちとらパフェがまっとんじゃ」
「お前ら!!!やっちまえ!!!」
そうして、約2分後。そこにいるのは、地面と仲良くお友達になった不良11名だけになりました。
…ようやく喫茶店に着きましたよ。長かったですね…涙が出てきそうです。
僕はコ―ヒ―とチョコレ―トケ―キを頼み、
由衣吏はストロベリ―パフェとチョコレ―トパフェを
頼みました。毎回思うのですが、よくあれだけの量を食べられますよね…。
「骸って本当にチョコ好きだな」
「おいしいですから。そう言う
由衣吏こそ、パフェ好きですね」
「おうともよ!!パフェあれだよ、人類が生み出した最高のデザ―トだ!!!」
そう誇らしげに語る
由衣吏は子供の様にキラキラと目が輝いていて、とても可愛らしかったです。
その帰り道。雲雀恭弥に見付かり、僕と戦ったのは言うまでもありません。
最後に1つだけ言いましょう。居候万歳!!!(おい)
あとがき””””””””””””””””””””””””””””””””””””””””
“どうも〜、最近10年後の雲雀さんと骸にときめきっぱなしのれあき。です!!!
“さてさて!!!この小説はお友達サイト様のル―チェさんへの相互記念小説です!!!
“リクエストは『骸が報われるギャグ』という、すでにリクエスト自体が洒落の域に達しているも
のでした!!!
“どうやらあれですね。私が骸の報われる話を書くと、雲雀さんが100%出てきません。彼は骸に
とって邪魔な存在で、雲雀さんにとっては骸が邪魔と。ワオ。
“この小説はル―チェさんのみお持ち帰り可能です!!!煮るなり焼くなり堕とすなり咬み殺すなり
好きにして下さい!!!(マジでなげ―よ)
“それでは、ル―チェさん!!これからよろしくお願いします!!!