標的01 予想外な展開

 

 

 

 

 

 

フランス某所のもっとも立派な城のもっとも立派な部屋の中で一人の女の子と、一人の女性がいた

二人とも誰もが認める美貌の持ち主であり、普通の男ならば一目見た瞬間恋に落ちるだろう

 

「というわけで、白兎を探しに行け」

「ちょっと待て!何の説明もなしにいきなりですか!?上の前置き何!?

ってか、白兎どこにやったんだよ!!??」

「うるせぇな。だから探しに行けっつてんだろ」

「母上!?貴方はこの世界がどれだけ広いか知らないんですか!?

それより、なんで私は登場した途端に叫んでないといけないんだ!!」

「それはあれだ。お前のイメージダウンを狙ってだ」

「ヒロインのイメージ下げたら誰も読まないじゃないですか!!それよりさっさと白兎の場所教えろ!!」

「だから、探せっつてんだろ」

「先ほども申したように「遠まわしに言わず、ヒントくれって言えばいいだろ?」・・・、簡単に教えるわけはないと思いますが」

「まぁ、そうだな」

えっ?ちょっと母上?貴方が持っているのはなんですか?私には金槌に見えるんですが?

「目が覚めたらとりあえず並中に行け。入学手続きはすませてある」

「えっ!?ちょっと待って下さい!!訳が分かりません!!ちょっ、なんで某エクソシスト漫画みたいになってんだぁぁああぁぁ!!??」

そして、は息絶えた(違っ

 

 

 

「いたた、殴られた頭とぶつけたところが痛い・・・」

え〜と、こんにちは。しょっぱなから不幸な始まりとなったです

私が生きているのはあれだ。母上のドS的修行を無事に生きて終えられたからだ。あの時は、何度死ぬかと思ったことか(泣

私はあのにっくき母上に金槌で殴られたあと、母上の好意で(ここ重要)飛行機の貨物室にぶち込まれ、今並盛にいる。チクショウ、せめてクッションくらい入れろ!!(そっちか

「並盛中ねぇ・・・」

今回は幸運だったほうだ。下手したら、並盛どころかアフリカに飛ばされ、しかも飛ばされた先はジャングルの中で地図さえないという状況だったかもしれないのだ。

しかし、私はアフリカのジャングルにもいず、並中までの地図までしっかり持っている。母上のきまぐれに感謝しなくては

「ん?あれは・・・」

ふと、地図から顔をあげると、少し先に三人の女の子が不良に絡まれていた

「まっ、人助けついでに、固まった体ほぐすか」

と、私はそっちに足を向けた

 

 

 

はひぃぃいいぃぃ!!今、ハルは現在進行形で大変な目にあってます!

ハルは、花ちゃんと京子ちゃんとケーキ屋巡りしてただけなんですよ!?なんでこんなデンジャラスな人たちに絡まれているんでしょう!?だっ誰か、ヘルプミィィイイィィ!!

 

「おい、お前ら、なにやってんだ?」

 

きゅっ救世主です!

声のした方を向いてみると、外国の人みたいな方がいました。ああ、けど4人に対して1人って平気なんでしょうか!?

「あぁ?なんだてめぇは?」

「ただの通りすがりの者ですよっ!」

ドスゥ

男の子が答えた瞬間、放った蹴りが男の人のお腹に入りました。つ、強いです・・・

「なっ!?てめぇ、何しやがる!!」

「はっ!それはこっちのセリフだな!」

男の子は次々と男の人たちを倒していって、あっという間に全滅させちゃいました。動くたびにあのベリービューティフルな髪の毛がキラキラ〜って!!

「すっすごい・・・」

「かっこいいですね!」

「あっという間だったね!」

「はぁ、骨のない奴らだな」

はひぃ!あのクールな男の子がこっちにきました。どっどうしましょう!?ハルのハートは、ブレイク寸前です!!

「大丈夫か?」

「はっはい!」

はひっ!花ちゃんの顔が真っ赤です!もしかして、惚れっちゃたんですか!?ハルもドキドキして・・・、

「これって二股ですか!?ああっ、けどハルには、ツナさんが!ハルはなんて罪な女なんでしょう!!」

「ハルちゃん?」

「はっ!?すみません京子ちゃん!!ちょっと考え事を・・・、危ないっ!!」

男の子の後ろにキラリとなにか反射したかと思うと、それはナイフで

それを男の子目がけて振り下ろしました

けどハルにはどうしようもなくて、ただ叫ぶのが精一杯でした

 

「「危ないっ!」」

 

ブシュゥ!!

 

「なっ!?」

「なんだ、ジャッポーネのナイフはちゃっちーな」

ドスゥ!!

「ぐはっ!!」

ドサッ

はわわ、いっ今素手でナイフを掴みましたよ!?

「ったく、しぶとい奴らだな」

「あっあの!」

「?」

「すいませんでした!」

「何がだ?」

「だってあたしたちのせいで怪我させちゃって、ほんとにごめんなさい!!」

「いいっていいって。あっ、もうこんな時間だなそれじゃ!!」

「ま、待って!!」

「どうした?」

「怪我の手当てをさせて下さい!」

そう言うと京子ちゃんはハンカチを差し出しました

はっ!これにはのちのちハンカチを返しに男の子が会いに来るという、あのベタな展開が待っているのでしょうか!?

「いいって、ハンカチ汚れるぞ」

「これくらいのお礼はさせて下さい!」

京子ちゃんが男の子の手を引っ張って、引きとめてますが消毒液がないって言ってます!あ、じゃあハルが買ってきますよ!

 


<あとがきという名の言い訳>

うわ〜、適当だな。特に最後。

なんかやっててせっぱつまってきちゃったんです!ほんとすいません!ハルの口調が難しい!!

そしてヒロインかわいそう!誰だよこんな登場させたの(お前だ

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