え〜、こんにちは。登場と同時に哀れな目にあったヒロインです
えっ?今の状況を説明しろって?
Q,今どんな状況ですか?
A,時代遅れの不良に囲まれてます(現在進行形で
・・・、泣いていいですか?
標的02 乱闘
何、この状況。入ってしょっぱなから目ぇつけられたんですかい?初めて学校に通えると楽しみにしてたのに!!
問題間違えても、殴られない教育を受けられると思っていたのに!!なんで!!(いままでは母上に教わってたけど、なんど三途の川を見たことか・・・(泣
しかも囲んでいるのは、昔懐かしリーゼント集団。ワォ、まだ生き残ってたんだ。ってか、あれぶつかんないのか
と、軽く現実逃避かましたとき、
「おい!!」
「うぉう!!」
リーゼントのひとりが声をかけてきた。リーゼントがぶつかりそうです、タイチョー(誰
「お前!髪を染めるのも、カラーコンタクトも禁止だ!!」
の容姿=銀髪+紫の眼
えっ?ちょっと待て。これは私のものだ!!偽もんじゃねぇ!!目ン玉くりぬけってか!?髪だってそうだ!!引っこ抜いてかつら被れっていうのか!!(落ち着け
「いや、これはもともと・・・」
「いいからさっさとこい!!」
ガシッと私の手を掴み引っ張ろうとするリーゼント。私はブチギレましたよええ
「触んなこのやろぉぉおおぉぉ!!」
きれいに弧を描いて地面にキスをするリーゼントA
後悔した時には、時すでに遅し
「あいつを捕まえろ!!」
「ふぅ・・・」
間短っ!あの壮絶なる戦闘シーン切りやがったなチキショーめ!!
戦闘シーンをカットした管理人に若干キレつつ、無事リーゼント集団から帰還した私は、地面に横たわる屍を踏みつけ横にどかしつつ学校に向かって走り出した
「やばいな。ホームルームが始まる」
「ふぅん。君が全員倒したの?」
「!?」
勢いよく振り返ると、そこにはひとりの少年。さきほどのやつらより幾分華奢な感じのする美少年だった
しかし、
「(殺気がさっきのやつらと全然違う・・・!)」
一般人なら腰を抜かすような殺気に思わず身構える。すると、
バシュッ!!
「!?」
いきなり殴りかかってきた。見事と言えるほどの身のこなしだった
そして、手に握られるのは
「トンファー!?」
うそぉ!まじで!!さっきのやつからこいつまで、なんでみんなこんな古風!?ここ博物館!?私、博物館に展示されんの!?(落ち着け
「ワォ、よく避けたね」
びびった。まさかさっき使った私の言葉が出るとは
「ち、ちょっと待て!!なぜ私は攻撃されなきゃならないんだ!?」
「カラーコンタクトも、髪染めるのも禁止、それに、ネックレスも禁止」
よけたときに制服から出てしまったネックレスを見つつ言う少年
「いや、髪も目ももともとだし、ネックレスは不可抗力・・・」
「校則違反により君を咬み殺す」
ブチィ
ちょっと待てや。なんなんだよこの扱われよう。はじめは母上に殴られ、次はリーゼント集団。あげくのはては、言いがかりで殴られるってか
いい度胸してんなぁ、クソガキが
「うるせぇんだよ!!私の存在否定しようってかコノヤロー!!」
拳が鳩尾にクリーンヒットv効果は抜群だ!!
「っ!!」
吹き飛ばされる少年B。少年は大きく飛ばされ・・・、
ガンッ!!
「あ」
学校の塀に突っ込んだ。若干ヒビ入っているところをみると確実に死ん気絶しているだろう
「・・・」
私は少年を救出しようとそちらに足を向け・・・、
ずに学校へ音速で走り去った
<あとがきという名の言い訳>
哀れ恭弥。お前のことは忘れない。(違っ
待望の恭弥登場!!といいたいところですが!!肝心の恭弥にとっては災難だったことでしょう。だって壁にヒビって、相当すごいよ。
ちなみにヒロイン、しょっぱなからキャラ壊れてます。ほんとは紳士的ないい子なのに!!(え
許してくれ!!