なんでなんでなんで!!
私が女だとおかしいのか!!(by.
標的07 学校生活スタート
人間ってこんなに口開くものなんだね。学校に来て初めて学んだよ
目の前にいるのは、本日クラスメイトになった沢田綱吉、獄寺隼人、山本武、あと何故か学校にいるリボーンと、クールビューティーな雲雀
リボーンを除きみんな驚きを隠せないようです。何、私の女発言ってそんなに意外?
すると、ヘタレだと思っていた(酷)獄寺が正気を取り戻したようだ
「そんなことあるわけねぇだろ!!お前、む、むむむむ胸がねぇじゃねぇか!!」
すまない、ヘタレだな。気付かなかった私が悪かった。胸って言うくらいでそんなに動揺するなよ!顔真っ赤だし!
「いや、そんなの決まってるだろ。邪魔だからさらし巻いてるんだ」
と、ワイシャツの中に手を突っ込み先ほど暴れたせいで緩んでしまったらしい包帯を引っ張った
「「「「!!??」」」」
「って、おい!ツナ大丈夫か!?」
突然鼻血を吹きだしたツナに私は超動揺
男性陣、皆硬直。(くどいようだがリボーンは除く)と、そこで雲雀からの質問が
「君は女ってことを隠してないみたいだけど、それなら、男のフリする必要ないじゃないか」
「いや、別に男装しているわけではない。ただ単にスカートが嫌いなだけだし、胸は動く時に邪魔だろ?この制服は母上に渡されたものだからな」
「転入届、男ってなってたけど?」
「へぇ〜・・・、って、何ぃぃいいいぃぃ!?」
雲雀がどこからともなく取り出した紙を、ひったくる。そんなバカな!!
紙に目を通すとそこには!
名前:
性別:男
「あんにゃろぉぉおおおおぉぉ!!!」
何ちゃっかり人の性別変えちゃってんの!?どうりで皆、君つけて呼ぶはずだよ!(気づくの遅っ!
ちくしょう!ノッテのボスになるには女ってことが必須条件だって言ってたのはどこのどいつだよ!!
思わず紙を引きちぎらんばかりに手に力を込めたので、紙に少し皺が寄ってしまった
すると、突然首に衝撃が!!
「様ぁぁあああぁぁぁ!!!!」
「ガフッ!!」
首、首折れるっ!だが、なんとか耐えたらしい首の無念を晴らそうと後ろを向くと
愛しの白兎がっ!
「白兎ぉぉぉおおおぉぉぉvv」
愛の天使降・臨vv神は私を見捨ててはいなかったっ!!
白兎の可愛さに比べれば、さっきの恨みなどゴミ以下さ!
キモいとでもなんとでも言うがいい!!私の中心と本体は白兎だ!!(本体はいろいろとだめだと思う
ガッシィと音でもつきそうなくらい、固く抱きしめあう白兎と
その場にいた人は本日二度目の硬直。絶賛キャラ崩壊中のに引いている
「白兎!いったい今までどこに居たんだ!可愛い白兎に傷でも付いたら私は、私は世界を滅亡させるしかないじゃないかっ!!」
「様、ルナに聞いていなかったのですか!?ルナは伝えてくださると仰っていたはずですよ!?」
「そんなの一言も言ってなかったよ!挙句の果てには殴られたし!!」
「ええ!?そんな!!あのヤロー、次あったらぶっ殺ス」(ボソッ
最後の方に白兎の毒が混じってたのは気のせいだ。気のせいに違いない。うん、気のせいだね
「さんって白兎と知り合いなの?」
私たちのテンションの高さに引き気味なツナが聞いてきた。わぁー、白兎、片耳上げるな。それ、マジ切れ寸前3秒前だろ!
だが、白兎は耳を戻すと満面の笑みで答えた
「様は
私の嫁ですよ」
・・・
って、おいぃぃいいいぃぃ!!
「えっ、ちょ、待て!早まるな!嫁はお前だろ!!」
「ツッコむのそっちかよ!!」
ナイスツッコミ獄寺君!ツナが褒めたのは言うまでもない
様のウェディングドレスを見るまでは死ねません、とか暴走し始めた白兎を必死になだめる。ウェディングドレスはお前だろ!!(だからそっち!?
やっと、白兎に会えた感激のあまり斜め67度にアクロバティック飛行していた私の脳が正常に戻ったところで、話は続きます
未だ、白兎を抱えたままのに山本が聞いた
「そういやさー」
「なんだ?武?」
「の本名聞いてねーんだよな」
「あ〜、言ってないしな」
「けっ、こんな奴の名前聞く必要もねーよ」
じゃあ、なんでお前はそんな興味津々な顔してんの。ツンデレか?ツンデレなのか?
まぁ、そんな感じの顔してるが・・・(どんな顔だよ
とりあえず改めて自己紹介しておくか
「私の名前は。ボンゴレで最も大きな勢力と信頼で有名なノッテファミリーの次期10代目ボスだ」
リボーンと獄寺がぴくりと反応した。
「お前、ノッテファミリーの次期ボスって言ってたの本当だったのか?」
「なんで私がそんな大がかりな嘘つかなきゃならないんだ。本当だ」
「嘘をつくな!」
獄寺がいきなり立ち上がり睨みつけてきた。なんで!信じてよ!
「ノッテのボスに娘がいたなんて聞いたこともねー!」
「そりゃぁ、そうだろうよ。私の母上は秘密主義だからな」
おかげで、どれだけ死ぬ思いをしてきたことかっ!思わず過去を振り返り身震いした
それでも獄寺は信用できないらしく疑っているようだ
私はため息をつくとシャツの中からネックレスを取り出した
銀色のプレートに、三日月の切れ目の間に宝石のようなものを埋め込んだ星が刻印されており、その上には薄い蒼の宝石がついた二つの星があった
ときおり光を反射してキラキラと輝く
ちなみに白兎も似たようなものを付けているが、それは星が三つになっている
「それは、ノッテの・・・」
「これで信じただろ?」
いい加減認めてくれ。白兎がマジ切れしそうで怖いんだよ!!
私が切実に願うと、獄寺は認めたらしく座った
ツナは全く理解できていないらしく頭をかしげていた
「リボーン、ノッテファミリーって?」
「ノッテファミリーは、ボンゴレが一番信頼を寄せるファミリーで最大勢力だ。ボンゴレよりも強いとかいう噂も流れているらしーが、詳しくは分からねぇファミリーなんだぞ。
ついでに、お前と血も繋がってる」
「えぇ!?」
「はは、ってツナの親戚なんだな!」
「まぁ、ややこしいからそこだけ覚えておけばいいな」
なんか武が勝手にまとめてしまったようだが、ツナはファミリーのことあまり知らないだろうからまぁ、いいか
「ってか、雲雀の名前ってなんだ?」
くるりと雲雀を振り向き聞いた。なんかすごい暗いオーラが出ている気がするけど気にしない!
周りの人々は、女に負けたのが悔しいんだろうな・・・、と思ったらしい
「僕かい?」
「他に雲雀なんて名前のヤツいないだろ。名前はなんて言うんだ?」
「僕は・・・、恭弥。雲雀恭弥。並盛中風紀委員長だよ」
「本当かよ!?」
やべぇ、風紀委員長に目を付けられた。ああ、明日からの学校がヤバイよ・・・(泣
雲雀はフッと笑うと続けた
「校則違反していることは見逃してあげるよ」
「!本当か!すまないな!」
本当はいい奴なんだな!と雲雀に抱きついた
雲雀の顔が見る見るうちに真っ赤になっていったがは気づいていないらしく、呑気に本当にありがとうなー!なんて言っている
それから、何か思い出したようにぱっと雲雀から離れるとツナ達の方を向いた。(雲雀は残念そうな顔をしていたという
「まぁ、こうなっては仕方がないから、これから学校では男として生活するから、これからよろしく頼む!」
と満面の笑みを浮かべて言った
「(か、可愛い・・・。)」by.ツナ
「(って可愛いのな!)」by.山本
「(なっ・・・!!)」by.獄寺
「(・・・)」by.雲雀
「(は誰にも渡せねーな)」by.リボーン
そして、最後にには聞こえないように他の奴らに言った言葉は、
「様に手を出したらぶっ殺しますよ?」
その時、リボーンまでもが恐怖を覚えたらしい
<あとがき>
やっと白兎との再開!ヒロインはロリコンじゃありませんからね
愛ゆえですよ。愛ゆえ。