あああああ、またあれをやるのか
標的15 7人の部下(?)
「白兎。本気でこんな恰好で行かなきゃいけないのか」
「ええ、お正月と言ったら振袖なんですよ?それにすごくお似合いです!」
いつも着物を着こなしてるお前に言われてもなぁ
リボーンからの連絡があったので、正月早々ツナの家に向かっていると白兎
前の会話から分かるように、は振袖を着ている
母上も余計なことしてくれるよなぁ・・・
わざわざこの振袖をイタリアから送ってきたらしいが、そんなことより書類の量を減らしてほしいです
溜息をつきながら歩いていると、ツナの声がした
「ちゃん!」
「ああ、ツナか。明けましておめでとう!」
いつの間にかツナの家まで着いていたらしい
ツナの家の前には、武、隼人、笹川先輩、それに京子、この前助けた女の子がいた
なんだ知り合いだったのか
「おめでとうちゃん!その・・・着物すごく似合ってるよっ!」
「そうか?京子のほうが似合ってるぞ?」
京子の方を見ながら言うと、京子が笑った
「ありがとう!だけど、やっぱり君って女の子だったんだね!」
「ああ、気づいてたのか」
マジでか。はじめっから女って気づいてた人初めて会えた!
「とはのことか?」
「うん、そうだよ!初めて会った時、不良から助けてくれたの!あ、君の本名って何?」
「だ」
「そっか!それじゃ改めてよろしくね、ちゃん!」
また笑った京子を見て、つられて笑う
なんか世の中には普通の女の子もいるって実感しました
いや、だってね。ノッテの人ってみんな気が強いんですよ!ああ、見せてみたいねぇ。寄ってきた男どもを華に玉砕するファミリーの皆を!
ってか、生来の男嫌いもいるくらいだからな
そういえば、騙してたこと謝らなくちゃいけないな
「笹川先輩、今まで騙していてすみませんでした」
「別にいいぞ。それに名前で呼べ」
「いや、先輩なのでそれは・・・。」
断ろうとしたが、無言で見詰めてくるので結局折れた
「分かった、了平」
「それでいい!」
名前呼びって結構失礼だと思うんだが
嬉しそうに笑う了平を見ながらも、そんなことを考える
つーか、今現在、自分のボスの沢田綱吉なんかあだ名だな
これから呼び方を変えるべきか考えていると、やっぱり今年も爽やか、だがお腹は真っ黒の山本が話しかけてきた
「よっ、。おめでとう!」
「今年もよろしく」
「それにしても、ってすっげー着物似合うのな!どこかの国のお姫様が来たのかと思ったぜ!」
「そこまで似会ってないぞ?なぁ、隼人」
獄寺に同意を求めようと振り返ると、返答は意外なものだった
「に・・・似合ってる・・・。」
まさか、隼人の口から褒め言葉が出るとは!(酷)
「様なんですから当たり前ですよ」
「いや、白兎が着付けを手伝ってくれたからだろ?」
ま、母上のセンスが良かったのもあるかもしれないが
そう思っていると、今まで黙っていたあの女の子が声を出した
「ツナさん!ハルがいるのに、浮気ですか!?」
「はぁ!?ち、違うって!」
ファミリーのボスにはお抱えの女を複数持ってるやつも多いらしいからな
ツナがそうだとは思いもしなかったが
「ツナ、複数の彼女を作るより、一筋の方がいいぞ」
「いや、ハルはちゃんのことをいってると思うんだけど。」
「君は、ツナの彼女だったのか。助けておいて正解だったな」
「いや、違うから!」
「はひ!?もしかしてこの前のクールな男の子ですか!?」
「まぁ、本当は女だけどな。それにツナを奪う気はないから安心しろ」
ツナ撃沈
ツナが自分に好意を寄せているとは全く知らないはスパッと言い捨てた!
「それに、こんな美人に勝てるとは思ってないしな」
「そんなことありません!さんの方が美人ですよ!」
日本人は控えめだと改めて知りました(ぇ)
そんなことを話していた私は背後に近づいた気配に気づかなかった
突然、首元に感じた違和感
「ちゃん、後ろ!」
ツナの声で気が付き後ろを向く
ズブリ
首に痛みが走った
目に見えたのは、真黒な髪の毛
自分の知り合いでこんなことをするやつは・・・、
「イェン、何してるぅぅううぅう!!」
「グッフゥゥウウゥ!!」
盛大な蹴りが脇腹にゲットイン!
イェンは5メートル近く吹っ飛んだ!
「イェンンンンン!テメェ、抜け駆けしやがって!」
「俺のボスに何してる!」
「私の許しも得ないで!許さないけどね!」
「おいぃぃいぃ!はお前のじゃないだろう!それより、3対1って不利すぎる!」
わぁ、イェン頑張れ。3対1だけど、お前なら死なないだろ
「!なんで、私に報告ないのさ!いきなりジャッポーネに行って!」
「ああ、葵すまないな」
「どうせ、有無を言わせずルナに気絶させられたのでしょう」
「的確だなオイ」
「いい加減ルナをどう始末しようか・・・」
「いや、返り討ちだろ、柳緑」
三人の話に冷静に答えを返しながら、なんでここにいるんだと考えた
7人一緒にジャッポーネに任務はないだろうし
そもそも、ジャッポーネで有力なマフィアがいるって聞いたことないしな。ツナは別として
「、そいつらと知り合いなのか?」
この騒々しさに引いていた一同の中で一番に回復したのは、山本
「ああ、こいつらは私の一番信頼する部下だ」
「ちゃんに部下なんているの〜!?」
そう言うと、あっちでイェンをいじめ倒していた3人とイェンを呼び寄せた
「えっと、一番初めに私に話しかけてきたのが友「親友!」・・・の風月葵」
肩までの黒髪に黒い瞳の女を指さす
途中で訂正があったが、そのまま続ける
「で、私の境遇を的確に言ってきたのが、エアリック・リーズ」
金髪金眼の男を指さすと、エアは頷いた
「ルナ暗殺計画を立ててたのが森羅柳緑」
黒髪に緑色の目の女を指さす
この人何回母上を倒しに行って、ボロ負けしてんだろ
「一番初めにイェンに制裁を下しに行ったのが、フレア・リーゼル」
オレンジ色の髪に、茶色の目の女
イェンとケンカするのをいい加減やめてほしい
「私のことを、自分の発言してたのがフィリアス・アーク」
青みがかった黒髪に、水色の目の女
名前も口調も男っぽいが、正真正銘の女だ
「なんか一人だけ口調が違うのが、アリス・アッサム」
茶髪に茶色の目の女
趣味は、男遊び。変な意味じゃなくて、本当にいじって遊んでる)
「いじめ倒されてたのが、イェンゼン・ピアジェ。ヴァンパイヤだ」
黒髪に赤い目の男を指さす
ずいぶん個性的な紹介に驚いていたようだが、最後の一言が最もショックが大きかったようだ
「「「「「「ヴァンパイヤ!!??」」」」」」
<あとがき>
やっと7人衆出た!名前考えるの大変だったよ・・・(泣)
この7人はのちのち大きくかかわるような気がしますが、イェンが一番関わると思います。
ギャグ要素少なくてすいません!
あと、恭弥!誕生日おめでとう!来年からはきっとハピバ夢書くから辛抱してくれ!
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