朝起きると
目の前に10代目がいらっしゃいました
「(何故!?)」
まぁ、状況整理と行こうではないか
ノッテファミリー10代目ルナで、本名は
そして昨日は、ツナ達と飲み会だった
ヘタレの隼人がお酒に強く、武が弱いことが分かったな
恭弥と骸は飲み比べ大会をやってて、了平はそれをみて自分もやると言いだしてた
ツナとリボーンは呆れたように見てて、白兎は先に帰ると言ってた
かなり耳がいいからあの場所は嫌だったんだろう
で私は、ワインを3本、日本酒を3本と半分くらい飲んだところで(余談だが私は結構酒に強い)ツナに変なものを進められてたな
なんか、緑色っぽい飲み物で明らかに怪しいモンだから断ったはず・・・
そういや、ボス権限濫用して無理やり飲まされたのか!
そのあとの記憶がないから、寝ちゃったってことか?
そんなことより、さっさと抜け出さなくては!
どうやらツナに抱きしめられてるようだが、自分の体は思った以上に柔らかくするりと抜け出せた
音を立てないように、ゆっくりと床に飛び降りる
・・・?
飛び降りる?
自分の手のあるべき場所を見てみると、ブルーの毛がびっしりと生えた指の短い手が見えた
手というか動物的な足だ
「ニャア・・・(まさかね・・・」
「へえ、シャマルの言ってたことホントだったんだね」
その言葉とともに首の辺りを鷲掴みにされ、ちょうどツナの顔の前に持ち上げられた
その顔はとてつもなく満足げだ
「ニャニャア!?フーッ!(ツナぁ!?この野郎!」
猫になった私とツナではリーチの差が激しすぎて、伸ばした手も全く届かない
ツナは難なくその手を止めると、前足に巻かれた包帯をするりと解いた
微かに血の滲んだ包帯を見てツナの目が細められる
「(やばい、絶対怒られるっ・・・)」
「・・・ちゃん、ケガしないでっていったよね?」
お、怒っていらっしゃる!
元の姿であれば逃げきることも可能だが、これでは到底無理だ。説教するためにあれを飲まされたのか!
「ニャ・・・(すまん・・・」
申し訳なさそうに首を垂れた猫を見て、ツナはため息をついた
「(ホントは叱るためにあれをもらったんじゃないんだけどなぁ)」
しゃべらなくなったツナを不審に思ったのか、猫となったが微かに目を上げる
それがあまりにも可愛くてツナは思わずを抱きしめた
「!!??」
「ちゃんだけの体じゃないんだよ?ちゃんが傷つけば、オレは悲しい」
それを聞いて、はツナの顔を舐めた
自分だってツナが傷つけば悲しい
ケガをしないようにいつだって一緒にいたいが、無理なのは分かってる
何時死ぬかも分からない。明日撃ち殺されるかもしれないこの世界で、あなたは私の道しるべ
あなただけは何があっても渡さない
ツナはふっと微笑んだ
「ちゃんはオレのもの」
「あなたは私のもの」
(あ、そういえばシャマルが言ってたけど、それ試作品だからいつもとに戻るか分からないって)(ニャア!?(何ぃ!?))
<あとがき>
千妙様からのリクエストで、黒ツナで甘でお送りしました!
ふっ、私に甘なんて書かせてもこんなもんですぜ・・・。そして、短くてすいません・・・。ヒロインが猫になる話を書いてみたかったんです
ちなみにヒロインがなった猫はロシアンブルーです。1週間後、元に戻りましたがその間ずっとツナが手放さず、守護者は皆不思議に思ったとか
そして、白兎はあちこち探し回ってました(発狂しながら
煮ても、焼いても、茹でても変わりませんが、よろしかったらドウゾ!年中無休で返却は承っております!
リクエストありがとうございました!これからも*現実逃避*とどうしようもない管理人をよろしくお願いします!
<ミステイク>
「ニャニャア!?フーッ!!(ツナぁ!?この野郎!」
「猫語で言われても分かん「バリィ!!」ったぁ!?」
猫パンチ炸裂!ツナの顔面に引っかき傷
「ニャ、ミャオウ!!(す、すまん!!」
「・・・ちゃん、一緒にお風呂入ろうか?」
「二ャ、二ギャア!ニャァァアアアァア!!(や、やめろ!おいぃぃいいぃぃい!!」
この後、一緒にお風呂に入りましたとさ☆